自分のダンスを【観る力】を育てよう
2025年10月29日 21:16
【映像で振り返る】自分のダンス、どうだったかな？
ステージや発表会が終わったあと、動画を見返すことはありますか？
多くのダンサーが「自分の踊りを見るのが恥ずかしい」と感じるもの。
でも実は――“観ること”も練習の一部なんです。
自分の踊りを客観的に見ることができるようになると、驚くほど成長スピードが上がります。
今日は、そんな“観る力”を育てるためのコツをご紹介します。
①姿勢をチェックする
まず注目したいのは、体の軸や姿勢。
・立ち方が傾いていないか
・重心がぶれていないか
・動きの始まりと終わりが丁寧か
動画で見ると、レッスン中には気づかなかったクセがはっきり見えるはずです。
特に「首が前に出やすい」「片方の肩が上がる」といった癖は、何度も見ることで意識的に直せるようになります。
💡ワンポイント：
一時停止して“静止画”で見ると、姿勢チェックがしやすくなります！
②フォーメーションと立ち位置をチェックする
次に見るべきは、チーム全体のバランス。
自分がフォーメーションの中でどう見えているかを確認しましょう。
・立ち位置のズレ
・移動のタイミング
・他のメンバーとの距離感
「思っていたより前に出ている」「列がそろっていない」など、動画だからこそ気づける点がたくさんあります。
個人練習では見えなかった“チームとしての見え方”を学べるチャンスです。
💡ワンポイント：
チーム全体を客観的に見られるようになると、グループ全体の完成度がぐんと上がります。
③表情と目線をチェックする
ステージの印象を大きく左右するのが表情と目線です。
「笑顔が固い」「下を向いている」「目線が合っていない」など、練習中は気づかないポイントが映像では一目瞭然。
特に、照明が強いステージでは「少し大げさかな？」と思うくらいの表情がちょうど良いです。
動画を見ながら、「この瞬間、観客に気持ちが伝わっているかな？」と意識してみましょう。
④成長を感じる”見方"をしよう
映像を振り返るときに大切なのは、「できなかったところ」だけを探さないこと。
少し前の自分の動画と比べて、
「前より動きが大きくなった」
「笑顔が自然になった」
など、“成長しているポイント”にも目を向けてみてください。
できていない部分を直すことも大事ですが、成長を自分で感じることが次のやる気につながります。
⑤観る時間を「練習時間」に変えよう
ただぼんやり見るのではなく、テーマを決めて動画を観るのが上達のコツ。
たとえばこんな風に分けてみましょう👇
《観る目的：注目ポイント》
姿勢チェック：軸・重心・止めの精度
チームバランス：立ち位置・フォーメーション
表情確認：笑顔・目線・魅せ方
成長確認：前回との違い・良くなった点
テーマを決めるだけで、動画を“成長のツール”に変えられます。
まとめ：動画はあなたの成長記録
「動画を観る＝自分を責める時間」ではありません。
むしろ、「次はこうしてみよう！」と前向きな発見をするための時間です。
たくさん失敗して、少しずつ良くなっていく。
そのプロセスこそが、ダンサーとしての大切な成長の証。
勇気を出して、自分の踊りを見つめてみましょう。
そこには、昨日より少し頼もしくなった“あなた”が映っているはずです。
💬 先生向け【ひとことコラム】
生徒が動画を見て「自分で気づける力」を育てると、レッスンの理解度も格段に上がります。
先生が全てを指摘するより、「自分で見て直す」経験を重ねることで、踊りへの責任感と主体性が育ちます。
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